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印刷原価の仕組み:あなたは1枚いくらで発注してますか?

お世話になっております。

株式会社文星閣 取締役CSOの奥 武士でございます。

コロナによる社会生活の変化に続きウクライナ戦争問題、電気代や燃料費や材料費の高騰など、

目まぐるしい勢いで世界は動き続け、ビジネスにおいても様々な影響が出ていると思います。

今回、簡易的な内容にはなりますが、

印刷会社(弊社)の原価の仕組みと、その有効活用方法についてお話していきたいと思います。


皆さんは、印刷の原価がどんな仕組みになっているか、疑問に感じたことはありませんか?

コピー機から出てくるA4の紙

街で手にした、一冊のフリーペーパー

形は一緒でも、絵や文字は全く違う2冊の漫画の価値はどれくらい違うのか? など、

一度考え始めると印刷の原価って意外と複雑なんです。

印刷業界に勤めていらっしゃる方や、印刷物を発注したことがある方の中には、

『そんなのは、紙、刷版、インキ、印刷の要素から計算すれば出せますよね?』

しかし、印刷業界にお勤めしたことがない方や、印刷物を発注したことがない方にとっては、

あまり聞きなれない言葉が多いのではないでしょうか。

コピー機は1枚10円だから、紙代とインクと機械の維持費用で原価は3円くらいかな?

なんてところまでたどり着く人は、そうそういないでしょう。

ここで重要なのは、上で挙げた2つの考え方は、最初に何を基準に考えるか(原価の視点)が違うという点です。

前者が原価の視点が受注案件ごと、または自社全体の売り上げからスタートしているのに対し、

後者は原価の視点は手に取る1枚の紙や、一冊の本からスタートしていることになります。

つまり、印刷の原価とは視点によって様々な捉え方が出来るわけです。

こういった印刷の原価の仕組みを利用していくと、様々な数値が見える化していきます。

たとえば、

印刷物を商品として販売する人、印刷物を手に取る人たちにとっての原価は枚数・冊数ごとのコストです。

つまり、販売側は印刷機ごとの売り上げ金額を、生産した印刷枚数ごとに割れば、

相対的に顧客単価を比べることができるようになります。

印刷工場と、印刷機オペレーターにとっては、分単位の稼働コストをもとに

自分が刷っている仕事を、何分で終わらせるとどれくらい利益が出るのか? を考えていけば良いわけです。

これはモチベーションアップにも評価にも使えそうですよね。

印刷物を発注している人は、通し数や部数あたりの原価が見える化すると判断効率が上がりそうです。

このように、絶対値で原価を見える化するのではなく、

相対的に原価を割り出すことで、今まで見えてこなかった基準を持つことができるのです。

弊社では、人事評価・オペレーター教育・正しい料金体系・マーケティングなど、

印刷の原価の仕組み」を利用した改善活動を実施しております。

印刷物を正しいコストで、高品質な印刷を提供できますように、

2023年も我々文星閣は変化を恐れず、精進してまいりますので、

本年も引き続き、何卒よろしくお願いいたします。

※印刷原価の仕組みについて詳しく詳細を聞きたい方は、弊社営業にお問い合わせください。

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