
2025年10月6日(月)、昭和島工場にて新型オフセット印刷機「KOMORI LITHRONE GL-640 Advanced "SIRIUS"(UV6色+コーター)」の始動式を行いました。
この日は暦のうえでも“運気の良い日”とされ、社内では「いい日を選びましたね」と笑顔が交わされるなど、和やかな雰囲気の中でスタートを切りました。
■ 「SIRIUS(シリウス)」という名前に込めた想い
今回導入した新台の愛称である「SIRIUS(シリウス)」は、夜空で最も明るく輝く恒星の名に由来しています。
「現場を照らす光」「次の時代を導く星」という意味を込め、製造チーム内のアイデアから名付けられました。
■ スペックは同等、でも“現場が変わる
GL-640 A SIRIUSは、既存機とスペックはほぼ同等ですが、
印刷立ち上げスピードや色安定性、段取り効率など、実際の運用面で大きく改善されています。
特に、UV6色+コーター仕様により、厚紙・高意匠印刷・ニス加工など、販促・カード・パッケージ系の案件に強みを発揮します。
工場長の瀬高は次のようにコメントしています。
「現場の手応えとして、色の安定性や機械レスポンスが明らかに良くなりました。
同じ仕様の印刷でも時間短縮やトラブル減少が期待できます。
“現場に優しい”というのが第一印象ですね。」
■ 都心立地のUV6色コーター機という強み
文星閣 昭和島工場は、都心(東京都大田区)に位置する自社工場として、短納期・多品種・大ロットにも対応できる生産体制を整えています。
その中で、UV6色機+コーターを備えたSIRIUSは、
都内では貴重な「厚紙対応・高付加価値印刷を高機能で対応できるライン」として稼働を開始しました。
営業本部長の吉村は、
「販促やカードなど、デザイン性の高い案件が増える中で、
都心でこれだけの設備があるのは大きな強みです。
社内外問わず、もっと積極的に提案・営業していきたいと思います。」
と話しています。
■ DXと連動する次世代工場へ
文星閣では、印刷機の導入を単なる設備更新とせず、
自社開発システム「プリナビ」や生産DB・帳票出力ツール・Notionとの連携を通じて、人とデータが連動する仕組みを整えています。
SIRIUSもこの仕組みに組み込まれ、稼働データ・印刷条件・品質情報を自動記録し、生産性向上とノウハウ蓄積を進めています。
■ 現場から、次の挑戦
文星閣はここ数年、 「Beyond printing, Print for the future」という理念のもと、現場改善・DX推進・人材育成を一体で進めてきました。
SIRIUSの導入は、その歩みを次のステージへと導く一歩です。
これからも、紙とデジタルの力を掛け合わせたものづくりを通じて、お客様の期待を超える価値を提供してまいります。
【本件に関するお問い合わせ】
株式会社 文星閣 戦略本部
E-mail:customer@bunseikaku.co.jp
所在地:東京都大田区昭和島1丁目3番20号
 
                            