新卒対談「YOUは何しに文星閣へ」Vol.2
2022年 07月 25日
名前:U(営業部) 出身:福岡県 趣味:ドライブ よく見る映画:ゾンビ映画 好きな漫画:キングダム いつも飲むお酒:十四代
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1)ピアノを弾きに、いざ東京! |
―では、やっていきましょうか。今回はインタビュー第2弾ということで──。
U:前回とは逆で(笑) よろしくお願いします。
―はい(笑)、私が聞き役をさせていただきますね。よろしくお願いします。改めて「YOUは何しに文星閣へ」というテーマでお話いただくわけなんですが、Uさんは音大に通われていて、ピアノを専攻されてらっしゃったんですよね?
U:はい、そうなんです。ピアノは4歳からやってました。母が保育士なので家に練習用の電子ピアノがあって、それを触っていたのがきっかけでした。そこから音楽教室に行くようになり、小学校に入ってからもレッスンを続けてきました。
―そのまま中学・高校と続けてこられたんですね。その頃に地元を出られたんでしたっけ?
U:そうです。東京に憧れがあったっていうのも結構あります(笑) 福岡育ちなので、東京に行ってみたかったんです。それで高校からこっちに来て、そのまま大学まで進みました。
─なるほど。ピアノにも色んな楽曲がありますが、Uさんがお好きなジャンルってどの辺りなんですか?
U:うーん、クラシックを専攻していましたけどポップスも趣味で弾きますね……。専攻分野で言うと、いわゆるクラシック!な作曲家(モーツァルトやベートーヴェンなど)ではなく、20世紀後半あたりの最近の曲、現代音楽というジャンルが好きですね。
─現代音楽ですか! ちなみに大学ではピアノの演奏以外で授業って受けてました? なんというか、音大の方って1日中レッスンに没頭されてるイメージがあるのですが……。
U:どんな勉強したかなあ……あ、教員免許は取りましたね。教育学の授業を取ったり、教育実習や介護実習に行ったり……人によりますね、ただ私の場合は1日中ピアノに噛り付いたり籠ったりってことはなかったです。
―演奏以外もバランス良く取り組まれていたんですね、そして学部を出た後は大学院に進まれたと。
U:結構院試は勉強しました(笑)。特に音楽史が苦手で、院試前は弾く時間よりも勉強する時間のほうが長かったかなあ。修士論文では、芸術的観点ではなく、音楽と数学という数理的観点から研究しました。
―す、数理的……いわゆる、音楽理論的な内容でしょうか?
U:そうそう、そっちですね。少し専門的な話をすると、現代音楽って数字を元に楽譜を構成したり音を作ったりすることが多いんですよ。1曲12小節の計12個の曲で作られた「12」がモチーフになってる楽曲があったり……。
―感性ではなく理論と! 想像以上に数字や規則に厳密な世界といいますか……。
U:音大生って計算苦手ってイメージがあるので、数字には強くなりたいなと(笑)
2)思いがけない”再会” |
―強そうです、すごく(笑) そんな風にUさんは音楽を専門的に学ばれてきた中で、全く違う印刷業界にいらしたわけですが……どういった経緯で文星閣へ!? 結構飛びましたよね?
U:飛びました(笑) えーっと、これ今回のインタビューでどうまとめていただくか、すっごく悩んだんですよ。
―言えるところまでで大丈夫ですよ!
U:はい……実はもともと、大学院で留学を考えてたんです。ただコロナの影響で行くことができず……。そこで、就職しよう! とりあえずそこから考えよう! という思考になりまして。ただ音楽業界だと周りも就職しているんですよね。それは皆と同じでイヤだな、と。
―音楽の世界にいたからこそ、周りと違うことをやってみたいと。
U:そうそう、それでリクナビを見ていたら、本当にたまたま文星閣を見つけました。それまで印刷会社って大手か、町の小さな印刷所しか知らなかったので、中小企業の印刷会社ってあまり見たことないな……と気づいたんです。HPを調べたら建物もすごく綺麗でしたし、とりあえず受けてみようと。
―それが文星閣との出会いだったんですね! たしかに綺麗ですよね。
U:今だからの話ですが、ちょっと汚いイメージあったんです、工場とか。なので写真見てビックリしました、普通の会社だ! みたいな(笑)
―普通の会社!(笑) そういった経緯で面接を受けられたんですね。Uさんの選考はどんな流れで行われたんでしょうか?
U:最初はZOOMで奥武士さん(弊社CSO)と面接をしました。提出したのはいわゆるOpenESだったので、具体的な志望動機ではなくガクチカ(※学生時代に力を入れたこと)など経歴に沿った質問を受けました。その後、会社に伺うことになりました。ただ、会社がある昭和島周辺を調べたら……。
―調べたら……めっちゃ工業地帯だと気付いてしまった、と……。
U:うん……そもそも「昭和島ってどこだ?」ってところからスタートしたんですけれど、近くにお店どころかコンビニも何もなくって、え?本当に大丈夫かな?って(苦笑)
―羽田空港の傍にこんなところあったんだ……って驚きがありますよね。色んな意味で(笑)
U:はい……(笑) そんな不安を抱きながら、二次・最終面接に臨みました。二次面接では現在の部署の上司にあたる方とお話したんですが、なんと母校のパンフレットを自社で印刷しているんだよ、って話が出たんです。箔押しなどの豪華な加工が施された実際のパンフレットを手に取りながらお話したんですが、こんな形で文星閣と接点があったんだ! ということが驚きでもあり、すごく嬉しかったですね。
―すごい! 就活サイトでのふとした出会いから、思いがけない再会が待っていたとは……! 素敵なエピソードを教えていただき、ありがとうございます。
3)研修先で新境地、開拓……! |
―さて、そのような経緯でUさんは文星閣の一員となり、4月から新卒社員として入社されました。ここからは入社して1か月ほど参加された研修について質問していきますね。
U:はい、よろしくお願いします。
―色々な思い出がありましたが、まずは研修で印象的な授業について教えてください!
U:印象的というか、特に興味を持って聞いた授業は「見積」と「Webコーディング」の2つでした。「見積」の授業では、自分はかなり計算が好きだったのもあって、印刷って何百万って数字が動くんだ!とすごくワクワクしました。Webコーディングについては、コードがカッチリと合って画面に表示されたときの気持ち良さにハマってしまって……今、自分でもプログラミングを勉強しているんです。
―えっ?! JPAの研修を受けたあとにですか!?
U:ええ、HTMLとかCSSを……ゆくゆくはJavaScriptなんかもできるようになりたいなと、そのぐらい面白かったです。印刷に直接関係はないんですが(笑)
―いや、すごいですよ! 自発的に興味が開くって素敵です、それこそ自社サイトのデザインなんかも今後関わっていけそうですね。
U:したいですね~! まだまだ伸びしろがたくさんありますからね、文星閣のサイトは!
―またまた良い話を聞かせていただきました。一緒に研修を受けた他社の同期の皆さんとはどんな交流をされましたか?
U:そうですね……大学では趣味が合う友達同士でつるんでいたんですが、今回の研修では趣味が全然違う人ばかり(※マンガやアニメが好きな方が多め)だったので、それが結構新鮮でした。未知の世界の流行に触れましたね……!
―いきなり新境地に来ちゃったぞ、的な……。
U:どこだここは、みたいな(笑) でも研修に行ったお陰で違うジャンルの人と交流できたので、自分の世界が広がったな、社会勉強になったな、という感じです。お酒を飲むのが好きな友達ができたので、その子と飲みに行ったりはしています。
―交流が続く仲間ができたのも素敵! というかUさん、お酒強いんですもんね。
U:いやいやいやいや…………たしなむ程度です、ホントに。
―はい(笑) では研修を経て感じたことや、熱意やアピールなどをお聞かせください!
U:これは自社に戻ってからの振り返りなんですが、授業で習うのと実践するのは全然違うなと痛感しました。「見積り」一つとっても、自分の入力した数字1つで動くお金が変わってしまうんだ……という、社会人としての責任感をより一層感じられるようになったと思っています。
―Uさんにとって今回の研修は仕事の取組み方を考える入り口となり、良いスタートを切ることができたわけですね。それでは会社に戻ってから、実際に営業の業務についてみて、仕事についてギャップを感じる場面はありましたか?
U:うーん、悪いギャップはあまりないですね。入社以前にあまり想像していなかった部分もあるんですが(笑) 想像以上に座り仕事ばかりではなく、外回りに出る機会も多くて楽しいです。正直、営業の仕事ってお固いイメージがあったんですが、実際にやり取りするときはお客様と世間話を交えつつ、柔らかい空気の中で仕事の話をしていて、良い意味でのギャップを感じましたね。
―まさにコミュニケーションなんですね、人と人との関係を作っていくうえで大事なことと言いますか。
U:そうそう、でも関係構築って難しいですよね。今は上司の方々が築いた関係が基盤にあるから穏やかにやり取りさせてもらえていますけど、いざ自分が0からお客様と関わっていくときに、こういった良い関係を築けるかな?って不安はあります。
4)Z世代の「紙とデジタル」 |
―そういう心構えを今の時点で持てるっていうのが、すごいですよ! 入社して1か月ではありますが、これからどんなことをしてみたいか、ってUさんなりの展望が見えてきてそうですね。
U:キャリア的な話ですよね、今は一年間しっかり営業の仕事に慣れることを第一優先と考えています。ただ、先ほども触れたようにプログラミングを勉強し始めたので、ゆくゆくはシステム開発やHP改修の仕事にも関わっていけたらな、と思ってます。見積アプリを作ってみたい、とか。
―なんと! アプリ開発ですか!
U:今社内で使ってるシステムには少し不便なところがあるので、もう少し快適に仕事を進められるようになればいいな……という部分が着想源です。もっとラクできるようデジタル媒体を活用したいですね。
―社内にはまだアナログな作業も多いので、Uさんのような「もっと便利にしたい!」ってアイデアが求められている気がします。
U:誰かが頑張れば皆がラクにできる部分があると思うので、そういう仕事に取り組んでいきたいですね。印刷会社だからこそのアナログ部分と、デジタル化できる作業を考えていきたいです。
―今のお話と少し関わってきますが、1か月働いてみてUさんから見えてきた文星閣の強みってどんなものでしょう?
U:やっぱり、改革の渦中の時期にいられることですかね。文星閣は70年も続く歴史ある会社なので、その転換期に新卒として関わっていけるのは貴重な経験ですし、今後変わって行こうっていうのは強みだな、と思いますね。
―その改革の波にうまく乗っかって、色んなことをさせてもらえるって凄いことですよね! 逆に、弱みだと思う部分はありますか?
U:自社というより印刷業界全般ですけれど、Z世代の自分にとってはアナログ作業が課題かな?と思います。もちろん昔よりはデジタル化が進んでいるでしょうけれど、データで処理できる部分と、紙で進めていく必要がある部分を考えていきたいですね。
―まさに印刷業界の課題ですね……。Uさんのように「Z世代の考える紙とデジタルのバランス」の視点は大切だと、今回お話を伺って改めて実感しました。
U:もちろんデジタル化が進みすぎると紙がなくなってしまうので、そこの兼ね合いですよね。現物でやり取りしなくてはならない部分を活かしつつ、デジタルを使って便利に作業できるようになれば、もっと快適に仕事を進めていけるんじゃないかと思います。
―ありがとうございます、それでは最後に、締めの一言を頂戴しようかと──。
U:えーっと……待って、これ結構難しいですね?! う~~ん、今まで話してきたことを踏まえると……。
―じゃあ質問を少し変えましょうか! どうしてUさんは印刷業界にいらしたんですか?
U:印刷に来た理由……そうですね……ふとしたときに思ったんです、楽譜も印刷物じゃんって。私の身近に何気なくずっとあったんですよね、楽譜が……。
―ああっ! エモい流れになってきました。
U:最近はデジタル楽譜っていうものが流行っていて、iPadなどのタブレット上で見るんですけど、めくり間違いしちゃったり端末の反応が遅かったりするんですよ。そういうのを実際に、しかも本番で経験してヒヤッとしたんです。そこからは絶対に紙を使うようになりました。
─デジタル楽譜、知らなかったです……たしかにピアノの演奏って手の動作と密接に結びついてますよね。
U:紙をめくる動作も実物の、紙の良さですよね。うん、楽譜は絶対に紙派だな。紙で残ってほしいです! ─紙を残したいって想いが、Uさんに印刷業界の門戸を叩かせたんですね。では最後に、YOUは何しに⽂星閣へ?

仕事のデジタル化を進めつつ、「紙の良さ」を世の中に布教していきたいです! よろしくお願いします!
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