本機校正で精度の高い校正確認

― 色調要求度に応じた「最適解」を選ぶ ―
2021年 08月 25日 本機校正で精度の高い校正確認

本番同様の校正で、スムーズな進行を

色に対する要求度が高い印刷物ほど、
「どの校正方法を選ぶか」が、仕上がりと進行を大きく左右します。

文星閣では、印刷物の内容・目的・スケジュールに応じて
本機校正・本紙校正・簡易校正を使い分けることで、
品質トラブルを未然に防ぎ、全体進行をスムーズに設計します。

 

色校正の種類

※「最上」ではなく、案件に対して“最適”かどうかが重要です。


本機校正(ほんきこうせい)

― 本番そのものを、事前に確認する ―

本番と同一の印刷機・インク・紙を使用する校正方法です。
実際の量産条件で刷るため、色調・質感・見え方のズレが最小限に抑えられます。

特徴

  • 本番同様の色調確認が可能
  • 数十枚単位での納品が可能
  • 条件次第では本紙校正よりコストを抑えられる場合もあり

向いている印刷物

  • CDジャケット
  • 写真集・作品集
  • ブランドビジュアル
  • 色指定・再現要求が非常に高い案件

「この色で刷りたい」を、
**本番前に“そのまま確認できる”**のが最大の強みです。


本紙校正(ほんしこうせい)

― 本番に近い色を、確認する ―

校正用の平台印刷機を使用し、
**本番と同じ用紙(本紙)**で刷る校正です。

特徴

  • 本紙を使用するため、用紙由来の色味・質感を確認可能
  • 特色の使用が可能
  • 一般的な色校正として広く利用されている

注意点

  • 1枚ずつ刷る工程のため
    ページ数が多い冊子では
    コスト・スピード面で不利になることがあります

向いている印刷物

  • 冊子・パンフレット
  • 一般的な商業印刷
  • 特色指定があるが、量産前の最終確認までは不要な案件

簡易校正(かんいこうせい)

― スピードとコストを優先する ―

カラーマッチングを行った
インクジェットプリンタによるプルーフです。

特徴

  • 低コスト・短納期
  • データ確認・レイアウト確認に最適

注意点

  • 専用紙(表面が平滑)での出力のため、
    実際の印刷物とは質感・見え方が異なる場合があります
  • 網点によるモワレ(縞模様)の確認不可
  • 特色は疑似表現となります

向いている印刷物

  • 初期確認
  • 社内承認用
  • スピード重視の案件

「どれが正解か」ではなく「どれが最適か」

校正方法に絶対的な正解はありません
重要なのは、

  • 色調の要求度
  • 印刷物の役割
  • 予算とスケジュール

を整理したうえで、
最適な校正方法を選ぶことです。

文星閣では、
「とりあえず簡易校正」
「念のため本紙校正」
といった選び方ではなく、

仕上がりと進行、両方を守る校正設計をご提案します。


色校正は、単なる確認工程ではありません。
本番品質を、いかに無理なく再現するか。

そのための選択肢として、
本機校正・本紙校正・簡易校正を、正しく使い分けています。

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